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たたら吹き製鉄の最初の段階を"こもり"といいます。木炭を燃焼させ炉内の温度が上がると、"初種"と呼ぶ最初の砂鉄を装入します。炉内でつくられる"ヒ"と呼ばれる鉄塊の種をつくる重要な段階で、細心の注意をはらいます。
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装入された砂鉄が還元されると、砂鉄の不純物である"鉄滓"が、炉の底部中央に穿たれた湯口(中湯地)から流れでます。これを"初ノロ"といいます。初ノ口が流れると、中湯地を塞ぎ、炉低部両サイドに"4ツメ湯地"と呼ばれる湯口に替えます。 |
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炉内還元が最も盛んな段階を"上り"といいます。炉壁の土も還元媒体としての役割を担い、この炉壁を侵蝕しながらヒがどんどん成長していきます。また、これに伴い不純物である鉄滓も盛んに炉外へ排出されます。 |
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たたら操業の最終段階を"下り"といいます。日刀保たたらでは、約10tの砂鉄を装入し、約2.5tのヒができますので、約7.5tは鉄滓となって排出される計算です。最後の砂鉄が装入されしばらくすると、炉内にある木炭を燃焼させる"吹き下げ"を行い3昼夜のたたら操業が終わります。これを"一代"といいます。 |
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炉内で成長した"ヒ"の中から取れる良質な鋼部分を"玉鋼"といいます。約2.5tのケラから1t前後の玉鋼が得られ、炭素量約1.2%前後のものです。たたら吹き製鉄でのみ得られる玉鋼が、美しい刃文を描く世界に冠たる工芸品である「日本刀」の原材料となるのです。 |
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